ルールについて


グローリーワールドシリーズ規則                

1.1 総則

1.1.1 試合とイベント

1.1.2. 試合ライセンス

1.1.3. プロモーター(興行主)

1.1.4. 競技者(選手)

1.2 試合規定

1.2.1. 試合

1.2.2. 試合リング

1.2.3. 試合衣装

1.2.4. 試合

1.2.5. ランキング(格付けあるいは順位)

1.2.6. 試合の判定

1.2.7. 選手が「ダウン」した時

1.2.8. 得点となる正当な技

1.2.9. 反則技と禁止されている動き・行動

1.2.10.反則技、動き、行為に対する罰則

1.2.11.審判員によるスコア構成の評定基準

1.2.12. 得点の諸例

1.2.13. 延長ラウンド

1.2.14. レフリーによる競技の停止

1.2.15. 負傷に関して

1.2.16. 興奮剤とドーピング

1.2.17. バンデージとテープ

1.2.18. その他の防具

1.2.19. ワセリンとオイル

1.2.20. グローブの検査

1.2.21. 身体検査

1.2.22.体重測定

1.2.23.トレイナーとセコンド

1.2.24.罰則(ペナルティ)と罰金

1.2.25.追加試合

1.2.26.オフィシャル

1.2.27.ルールの熟知度について

1.2.28.抗議

1.2.29.規則の取消しと不文律の規則

付録 A1

グローリーワールドシリーズ:グランドスラム・ルール

1.1 - ベスト・オブ・スリー制

1.2 - ベスト・オブ・スリー制におけるポイント減点

1.3 - グランド・ファイナル(決勝戦

1.4 - 推定合計試合時間

1.5 - リザーブ選手

1.6 - オープニングステージ(1回戦)の抽選と配置

1.7 - リング入場

1.8 - ランキング

1.9 - タイトルおよびリージョン

1.10 -  タイトル試合のポイント配分

付録 A2

2.1 GLORY SLAM ルール8人制トーナメント・フォーマット:

2.2 グローリー予選システム(GLORY Elimination System)

付録 A3

GLORY SLAM ルール(4人制トーナメント)フォーマット

付録 A4

GLORY 選手ランキング

4.1 ルールと規則の要約

4.1.1 - 基本要領

4.1.2 - ランキングのリリース方法

4.1.3 - ポイントの例外項目

4.1.4 - ポイントの例

4.1.5 - 4人制トーナメント・スラム・グランド・スラム

グローリー世界チャンピオンシップ タイトル

5.1.1 規則

5.1.2 グローリーワールドチャンピオンシップタイトル試合

5.1.3 世界チャンピオンシップ トーナメント

5.1.4 ランキング

5.1.5 タイトル防衛

5.1.6 対戦相手

5.1.7 タイトルマッチ以外の試合

5.1.8 結果

5.1.9 他の団体

5.1.10 世界チャンピオン ボーナス

5.1.11 ベルト

 

1.規則と規定と規範

1.1総則

1.1.1 試合とイベント

グローリー・ワールド・シリーズ(Glory World Series = GWS)の試合及びイベントはグローリー・スポーツ・インターナショナル(Glory Sports International = GSI)の後援の下、そしてその同意を持って運営され、GWSの規定に従うものである。

1.1.2 試合ライセンス

試合とイベントをGSIの後援下で運営するには、GSIの経営者の書面による許可が必要であり、これを「試合ライセンス(match license)」という。

1.1.3 プロモーター(興行主)

試合とイベントは、GSIに附属している主なるプロモーターとしてのGLORY(グローリー)によって、あるいはGSIにプロモーターとして承認された者によってのみ運営することが可能である。後者のプロモーターは、GSIが認めたいわゆるプロモーター・ライセンスを付与されているプロモーター、または偶発的な書面による許可を付与されている第三者とする。

1.1.4 競技者(選手)

A. GSIに承認されたプロモーターが運営する試合に参加を志望する競技者(選手)は、GSIに選手(ファイター)として登録された者、あるいはGlory Sports Internationalと契約しており自動的にGSIに選手として登録された者でなければならない。志願する場合または契約する場合には、選手は必ず本人のパスポートの謄本、現住所、いわゆる戦績記録表と2枚のパスポート写真をGSIに提出しなければならない。

B. 参加者(出場者)には下記のカテゴリーの差異を設ける:

  • 志願者:年齢12歳から15歳まで。
  • ジュニア(未成年者):年齢16歳から18歳まで。
  • シニア(年長者):年齢19歳から49歳まで。
  1. 試合に出場する選手は常に自発的に参加し、危険は全く自己責任のもとで出場しなければならない。

D. 初めて試合に出場する初心者の選手は、30歳以上の年齢であってはならない。

E. 選手の重量階級:GWS(グローリー・ワールド・シリーズ)は試合を下記の重量階級で行う。

  • フェザー級           :65kg以下 143lbs以下
  • ライト級             :70kg以下 154lbs以下
  • ウェルター級           :77kg以下 170lbs以下
  • ミドル級             :85kg以下 187lbs以下
  • ライトヘビー級          :95kg以下 209lbs以下
  • ヘビー級            :95kg以上 209lbs以上

1.2 試合規定:

1.2.1 試合

試合は立技試合であり、下記の規定に従い、同レベルと特定の同重量階級において匹敵する二人の選手間で行われる。

1.2.2. 試合リング

A. 試合は垂直のコードかバンドによって結合された4本のロープに囲まれた4角形のリングで行なわれる。4角形のロープの寸法は小規模のイベントの場合は少なくとも5m×5m、大規模のイベントの場合では6m×6m以下でなければならない。

B. リング床は安全な造りで、試合前と試合中に滑らない布で覆ってあること。リングは、地面から90cm(3フィート)以上122cm(4フィート)以下でなければならない。

C. リング床は次の2種類のサイズが可能である:小サイズ:6.40 x 6.40平方メートル、大サイズ:7.00x7.00平方メートル。

D. 国際競技では、大サイズのリングを使用するものとする。ロープは柔軟な材料で覆い、ロープ沿いに動き回る選手に負傷や怪我を引き起こすことがあってはならない。ロープの太さは少なくとも3cm(1インチ)以上、また5cm以内であること。少なくとも4本のロープをリング上面からそれぞれ40、80、120、150cm(16、32、48、60インチ)の位置にそれぞれ設置しなくてはならない。ロープは2枚の強度の高い布で固定し、均等に張ることによって、コンテスト中にロープの幅が変わらないようにすること。

リングの対極コーナーは選手用に白と黒の柱を装備し、中間に2つの灰色(グレー)のニュートラル・コーナーを設けること。白コーナーは常に審判席(チーフ・オフィシャル)の左側でなければならない。他の2つのコーナーはグレー・コーナーとする。

白と黒のコーナーには下記の物がなくてはならない:

  • 水用のバケツ;
  • 飲料水のボトル;
  • タオル;
  • 丸型の鉄製の水の容器および選手がラウンド間の休憩中に座るスツールまたは椅子。
  • マウスガードが地面に落ちた際に、遅れを最小限にするために素早く洗うための担当のオフィシャルの近くに置く水の入った小さな鉄の入れ物またはバケツ。
  • 黒と白コーナーに選手とコーナーマン用に階段が1台づつ。

レフリー、MC、ドクター用に、タイムキーパーの近くのニュートラル・コーナーに3台目の階段を用意する。

1.2.3. 試合衣装

A.選手は公認済の膝上まであるキックボクシング・トランクスを着用する。男性が選手の場合、上体は裸であること。女性の選手も、膝上までのキックボクシング・トランクスを着用するが、上体は衣類を着用し、胸部(乳房)は防具を着用すること。トランクスのへりから著しく出過ぎない限り、キックボクシング・トランクスの下に短い脚絆(脛当て)の着用は認められる。

選手やコーナーマンのトランクスや服にスポンサーのロゴやネームが認められるのは、プロモーター(興行主)から事前に許可を申請して承認を得ている場合である。裸の胴部に文字を書くのは認められない。試合が始まる前にキックボクシング・トランクスは有害な材質でないことを点検すること。

B. 選手は試合中にマウス・ピースと股間防具を着用しなければならない。マウス・ピースと股間防具は規定担当オフィシャルに事前に承認されなければならない。

C. 選手は同等重量のボクシング・グローブを装着する。シングル・マッチの場合、グローブの色は選手のコーナーの色と同色であること。トーナメントでは、万一両選手が同じ色のグローブをしている場合、テーピングがコーナーと同じになるように、白か黒でなければならない。グローブは組紐や他の括り付けてない端が見えないようにテープをして、規定担当オフィシャルの承認印が捺してあること。 

D. グローブの重量は下記のように決められている:

  • フェザー級 max 65kg/143lbs以下の場合 8oz. のグローブ
  • ライト級  max 70kg/154lbs以上の場合10oz. のグローブ

E. コーナーマンは清潔で破損していないスポーツ・ウェアーと靴を着用しなければならない。チーム・シャツ以外のジーンズやシャツの着用は認められない。

1.2.4 試合

試合の形態:

シングル・マッチ(シングル戦):

C級戦の試合は2分間の3ラウンド、B級戦は3分間の3ラウンド、A級戦は3分間の3ラウンドか5ラウンドから成る。トーナメント戦は2分間か3分間の2ラウンドか3ラウンドである。A級戦は1回〜2回の延長をしてもよい。各回の間には1分間の休憩を取らねばならない。トーナメントには付録A1、A2、A3に示されるような、いわゆるランキング・トーナメント規則を追加して適用してもよい。

トーナメント・マッチ(トーナメント戦):

試合はトーナメント形態に従って、ランキング・トーナメント、4人制トーナメント、チャンピオンシップ4人制トーナメント、スラム、グランドスラムの2または3分間の2または3ラウンドから成る各回の間には1分間の休憩を取らねばならない。予定されていた試合が終了し審判の判定が引き分けの場合は、あと1ラウンド「サドン・ビクトリー(必然勝利)戦」を行う。トーナメントの決勝戦は2回まで延長戦を行ってもよい。延長戦を1回または2回行った場合、前ラウンドまでのスコアは取消され、最終ラウンドのみをスコアとし、どの選手が次へ進むかを決定する。トーナメントの決勝戦の場合、その選手が最上位の勝者とする。審判は、延長戦も引き分けもスコアに入れてはいけない。延長戦を行ってもなんらかの理由で勝者を決定できない場合、全体の試合を見てどちらの選手が優位であったかを踏まえてそれぞれの審判が投票で決めること。

タイトル・マッチ(タイトル戦):

A. GWS(グローリー・ワールド・シリーズ)の国際世界タイトル戦は各回3分間5ラウンドから成る。5ラウンドの後に引き分けという例外的な場合は、チャンピオンがそのままチャンピオンに留まる。空位のタイトルの場合は最上位の選手が勝者となる。残りのタイトル試合3分5ラウンドの休憩時間は1分半である。試合が延長となった場合、休憩時間は同じく1分半となる。

B. 最大重量級のタイトルは、試合する両者が適正重量かそれ以下の場合にのみ、獲得もしくは防衛が可能である。公式計量の後、2時間以内にチャンピオンが適正重量に達する事ができず、そのタイトルを防衛しなければならない場合、チャンピオンはタイトルを失う。その試合で挑戦者が勝った場合、その挑戦者が新しいチャンピオンとなる。その試合で現チャンピオンが勝った場合、適正重量に達する事ができなかったため、現チャンピオンはタイトルを保持できず、タイトルは空位となる。挑戦者が重量超過で試合を続行し、チャンピオンが適正重量の場合は、試合の結果に関係なく、後者(現チャンピオン)がチャンピオンに留まる。試合する両者が共に重量超過で、チャンピオンが引き続きタイトルを防衛しなければならない場合、タイトルは試合後に空位になる。

C. チャンピオンは年に少なくとも1回はタイトルを防衛しなければならない。1年以内にタイトルを保持できない場合、そのタイトルは空位となる。

D. チャンピオンへの挑戦者は誰であろうと、公式GSIランキングの上位5位以内にいなければならない。

E. これらの規定に含まれていないタイトルに関する争議は、仲裁のためにGSIの仲裁委員会に提訴されなければならない。

安全上の理由のため、一人の選手は1日に3分のラウンドを13回以上行なってはならない。いわゆるランキング・トーナメント用の規則では、有効試合時間のトータル(総計)が1日で総計27分を超えてはならない。

1.2.5. ランキング(格付けあるいは順位)

GSIは、選手の実績と人気に基づく公式ランキングを有している。1年間の「ランキング年」の期間中、ランキングは、いわゆるランキング・ポイントの得点や失点によって決められる。

ランキング・ポイントは、GSIが指定または承認する、いわゆるランキング・トーナメントまたはシングル戦において得られる。

試合規定に加えて、ランキング規定もある。詳しくは付録A4を参照すること。

1.2.6. 試合の判定

試合は下記の様に判定される: 

ポイントによる判定:3人あるいは5人のジャッジが、選手のパフォーマンスの相対的な有効性を「10ポイント義務」システム使い、それぞれの試合スコアを各ラウンド後に記録します。予定試合終了後、スコアは集計され、勝利は審判団の多数決によって決まる。

ノックアウト:選手が対戦相手に打たれ、レフェリーの10カウント以内の試合を再開することができない場合、あるいはレフェリーが即時の医療扶助を呼び込むために10カウントの前にノックアウトを宣言する場合。

テクニカル・ノックアウト:選手が試合を放棄した場合、またはレフリーが選手はもう戦えないと判断した場合、または理性的に自分を防御できないと判断した場合。

テクニカル・ノックアウト:シングル・マッチまたはトーナメントの決勝戦で選手が同一のラウンドで3回ノックダウンされた場合、または同一の試合で4回ノックダウンされた場合。またはリザーブ戦を含むトーナメント戦で、同一のラウンドで2回ノックダウンされた場合または同一の試合で3回ノックアウトされた場合。

テクニカル・ノックアウト:反則技以外の技で選手が怪我をして戦えなくなった場合。

テクニカル・ノックダウン:ゴングが鳴らされた後、選手が試合に参加するべく自分のコーナーを離れない場合。

テクニカル・ノックアウト:レフリーが、選手が対戦相手より完全に決定的な差があると考える場合、または対戦相手より身体的に著しく不適当であると判断した場合。

テクニカル・ノックアウト:選手が、反則技以外の技で試合続行が安全でない重度の負傷や損傷を負っていると、ドクターが判断した場合(ドクター・ストップ)。

テクニカル・ノックアウト:選手またはそのコーチ/コーナーマンが試合を放棄した場合。この場合、選手またはそのコーチ/コーナーマンが、レフリーもしくは大会審判員にその旨示すこと(コーナーマンがタオルを投入する)。

失格:対戦相手が正当の理由で失格とされた場合。以下の場合に失格となる:

  • 選手が故意に反則技を使い、それを理由にレフリーが失格とした場合。
  • 選手が第9条に記載された反則技を使いレフリーが失格とした場合。
  • コーナーマンが試合中にリングに上がった場合、またはいずれかの選手に触れた場合。

引き分け:試合は引き分けに終わる事が許可された場合に、すべてのラウンドの終了後、3名のジャッジの内2名のジャッジ(または5名のジャッジの内3名のジャッジ)がいずれか選手を勝者と宣告しない場合。

引き分け:選手の両者が同時に倒れ、どちらの選手もレフリーの10カウント以内で試合を再開できない場合。

引き分け:ランキング・トーナメントの特別なルールに関しては、添付A1、A2、A3のランキング・トーナメント・ルールを参照すること。

ノーコンテスト(無効試合):シングル・マッチの際、3ラウンド試合の2ラウンド終了後、あるいは5ラウンド試合の3ラウンド後でゴングが鳴る前に、不慮の反則より選手が試合を続行できない場合。

ノーコンテスト(無効試合):試合する両者が共に失格になるとレフリーが判断する場合。

万一反則に起因する傷により試合が規定時間より早く終了となった場合:

  • 決勝以外のトーナメント試合が不慮の反則により終了した場合、レフリーが選手を失格させる十分な理由がなければ、試合を継続することが可能な選手が次へ進む。
  • 不慮の反則によりトーナメントの決勝戦が終了した場合、レフリーはペナルティ・ポイントを課することができ、ラウンドの一部はジャッジによって得点され、また、スコアカードは集計されテクニカル判定となる(どのラウンドでも)。不慮の反則によって負傷した場合でも傷がひどくなく正当な試合ができると判断され、その後正当な技によって悪化し試合が終了となった場合、スコアカードは集計されテクニカル判定となる(どのラウンドでも)。ジャッジの過半数が勝者に合意していない場合(引き分け)は、トーナメントのチャンピオンは、リザーブ戦、準々決勝、準決勝ラウンドでの勝利の方法の組み合わせを比較し、下記のポイント・システムに反映して決定する。

○ノックアウトもしくはテクニカル・ノックアウトはそれぞれ2ポイント加算される。

○判定勝ちは1ポイント加算される。

○サバイバー・ルールによる勝利は、0.5ポイント加算される。

  この方法でも勝者を選ぶ事ができない場合、トーナメントの勝者は次の優先順位で決めるものとする:

A)     決勝戦への過程で最多の試合で戦った選手。

B)     最短の時間で対戦相手をノックアウトさせて勝利を手にした選手。

C)    最大の得点差で、勝利した選手 (ポイントによる判定のときのみ有効)。

D)    トーナメントに先立って公式ランキングの中で最も上位にいた選手。

  • 決勝以外のトーナメント試合が故意な反則により終了した場合、反則した選手は失格となり、第一リザーブ・マッチの勝利者が優勝となる。(トーナメント規則の交代選手ルールに関しては付録A2を参照のこと。) 
  • 決勝以外のトーナメント試合が故意な反則により終了した場合、反則された選手は対戦相手の失格により勝者とされる。対戦相手の故意な反則により負傷し、試合を中断するほどの怪我ではなく試合ができると判断され、その後正当な技によって悪化し試合が終了となった場合、ラウンドの一部分はスコアされ、スコアカードは集計されテクニカル判定となる(どのラウンドでも)。故意な反則をされた選手がスコアで優位だった場合、反則をされた選手がテクニカル判定により勝者となる。故意な反則をした選手が優位だった場合(または引き分け)トーナメントの勝者は、上記の決勝戦での引き分けの条項で説明した方法で決められる。
  • シングル・マッチ(トーナメントではない試合)で、不慮の反則で終了した場合:万一、3ラウンド試合の2ラウンドのゴングがなった後だった場合、もしくは、5ラウンド試合の3ラウンドの後にゴングがなった場合、一部分はスコアされるが、審判員は試合のスコアカードを基にテクニカル判定をしなくてはならない。万一、それ以前に起こってしまった場合、試合は「ノー・コンテスト(無効試合)」となる。万一、不慮の反則で負傷し、試合を中断するほどの怪我ではなく、戦い続けたが途中で正当な技により負けてしまった場合、3ラウンド試合の2ラウンドの後にゴングがなった場合、もしくは、5ラウンド試合の3ラウンドの後にゴングがなった場合、ラウンドの一部分はスコアされ、試合のスコアカードを基にテクニカル判定をしなくてはならない。万一、それ以前に起こってしまった場合、試合は「ノー・コンテスト(無効試合)」となる。

極稀なケースとして、試合で何度も同じ反則に対して注意を受け続けた場合、レフリーは選手から不慮の反則として1ポイントもしくは数ポイントを減点することができる。

  • シングル・マッチ(トーナメントではない試合)で、故意の反則で選手が負傷し負けた場合は、負傷した選手が対戦相手の失格により勝者となる。対戦相手の故意な反則により負傷しても試合を中断するほどの怪我ではなく戦い続けたが、途中で正当な技により試合が終了した場合、ラウンドの一部分はスコアされ、スコアカードを基にテクニカル判定をしなくてはならない(試合は、最低限のラウンドを経過していなくてもよい)。反則をされた選手が優位だった場合は、テクニカル判定によって反則された選手が勝者となる。反則をした選手が、優位もしくは、引き分けだった場合、試合は「ノー・コンテスト(無効試合)」となる。負傷の元になるが失格とはならない故意の反則は、2点の減点となる。

1.2.7選手が「ダウン」した時:

対戦相手の攻撃により選手の足以外の体の部分が床に触れたとレフリーが判断した場合、またはロープか対戦対戦相手を掴んでいなければ床に触れていたであろうとレフリーが判断した場合、その選手は「ダウン」したとみなされる。また、万一、選手が別の理由で倒れ、レフリーに指令されても立ち上がれない場合は、選手は、その選手は「ダウン」したとみなされる。

レフリーが選手を「ダウン」と判定した場合は、これを、いわゆる「ダウン」のコールとジェスチャーによって示すこと。レフリーは対戦相手を最も遠く離れたニュートラル・コーナーに送った後に「ダウン」カウントを始める。対戦相手は、レフリーがニュートラル・コーナーを離れ、試合を再開する許可を与えるまで、そのコーナーで待機する。レフリーが合図を与える前に対戦相手がニュートラル・コーナーを離れた場合、カウントを止め、対戦相手が自分のニュートラル・コーナーに戻ったところで再びカウントを始める。

ダウン・カウントの間、いずれのコーナーマンもいかなる形でも自分側の選手に近づくことは認められない。

レフリーは8カウント目まで数え続けなければならない。その後に選手が充分試合を再開できるか否かを評定する。再開できる場合は、レフリーは「ファイト」と指令を与える。

仮に上記のようなカウント中にそのラウンドが終了した場合、タイムキーパーはラウンドの終了前にゴングを鳴らしてはいけず、レフリーが8カウント目を数え終るまで待たねばならない。レフリーが「ファイト」指令を与えたら、タイムキーパーは直ちにゴングを鳴らし、そのラウンドの終了を合図しなければならない。8カウント目に選手が試合を再開できない場合、レフリーは10まで数え続ける。これによりその選手がTKO/KOにより敗者になることを意味する。その場合、タイムキーパーが公式の試合時間が終了した合図としてゴングをならす(どのラウンドでも「ゴングに救われる」ことはない)。

8カウント目にこの選手が、レフリーのいかなる理由の判断により、試合を再開する適切な位置に立っていなければ、レフリーは10まで数え続ける。これによりその選手がTKOにより敗者になることを意味する。

レフリーがカウントしている間、ダウンしている選手のコーチやセコンドの一人がタオルを投げ込むか、試合を放棄したことを何らかの方法で示すことは認められない。

例外的に、選手両者が共にノックダウンとなった場合は、レフリーは直ちに両者にカウントを始める。8カウント目の後に、両者が試合を再開できるか否かをレフリーが評定する。レフリーの判断により再開できる場合は、試合を再開しもよい。どちらかの選手が、8カウント目の後でも試合を再開できないとみなされ、その対戦相手がレフリーが10まで数えた時点で再開できるとみなされた場合は、テクニカル・ノックアウトにより後者の勝利となる。万一、両方の出場者が8カウント目でも試合を続けることができない場合、レフリーは10まで数え上げ、両方の出場者が試合を続けることができない場合、試合は引き分けとなる。

レフリーは8あるいは10まで数える時、二つのカウントの間に1秒が確実に過ぎるようにしなければならない。

ノックダウンが発生した場合、「ノックダウン数ルール」によりレフリーが直ちにTKOもしくはKOで試合を終了させなければならない時には、レフリーはダウンした選手にはカウントしない。

シングル・マッチまたはトーナメントの決勝戦で選手が同一のラウンドで3回ノックダウンされた場合、または同一の試合で4回ノックダウンされた場合、またはリザーブ戦を含むトーナメント戦で、同一のラウンドで2回ノックダウンされた場合または同一の試合で3回ノックアウトされた場合、レフリーはダウンした選手にはカウントしない。レフリーはすぐに頭の上に手を振り、試合が「ノックダウン数ルール」により終了したことを示すものとする。

1.2.8. 得点となる正当な技

パンチ:グローブのパッドの入った部分で正当な場所を殴ること:例:ストレート・パンチ、フック、アッパーカット、バック・スピンニング・パンチ(グローブの背面のパッドの入った部分で行なわれる場合のみ)

キック:足もしくは下肢での正当な場所への攻撃。例:フロント・キック、脚の内外へのロー・キック、

ミドル・キック、ハイ・キック、サイド・キック、バック・キック、ドロップ・キック、スピニング・キック(回し蹴り)ジャンピング・キック(跳び蹴り);

膝技:膝での正当な場所への攻撃。例:前膝、回し膝、跳び膝、脚内外の膝(注意:膝蹴りに関してはクリンチ[抱きつく行為]には制限があり、下記に説明してある。) 

1.2.9. 反則技と禁止されている動き・行動

  • 頭突き、また自分の頭を低く下げ過ぎて対戦相手の中に入ること;
  • 頭の後部や背中を狙う全ての技;
  • 股間を狙う技;
  • 膝に向けた直線キックまたは突き出すキック(例:正面キック、側面キック、後ろキック)
  • 噛み付くこと;
  • 肘打ち;パッドが入ったグローブより上の腕か手首のいかなる部分で攻撃する事
  • 開いたグローブや、グローブの掌側で打ったり、パンチを繰り出したりすること;グローブの親指で対戦相手の眼を突くこと;
  • レスリング技と相撲技、首絞め技、サブミッション・ホールド;
  • 投げる、足を持ち上げる、押すなどして、対戦相手のバランスを崩し、正当な技以外は反則とする。
  • 掴む、クリンチ(抱きつく)もしくは、膝技か技以外で対戦相手にしがみつくこと;これは、対戦相手の技をさけるのを止めたり、捕まって休んだりするのを含む。選手がクリンチした時は、瞬時に正当な技を膝で行なわなければ反則となる。対戦相手による膝の攻撃またはカウンター攻撃が連続的で効いている場合、レフリーはそれを自らの計測により最大5秒まで継続することができる。それ以外では選手はクリンチを解除しなければならない。
  • 対戦相手の足に技なしにしがみつくこと;選手は、対戦相手の足をつかんでもよいが、その後瞬時に1回の正当な技に続く1ステップを自由な方向でよいので行なわなければならない。1回の正当な技の後には、足はすぐにはずさなければならない。
  • 対戦相手の腰部を両手で持って自分に引寄せること;
  • 対戦相手が足以外の体の部分を床面につけている場合に闘い続けること;
  • レフリーの「ブレイク」「ストップ」指令の後に使う全ての技;
  • 対戦相手がリング外にいる場合またはロープに絡まっている場合に使う全ての技。
  • 対戦相手をリング外に投げたり、押し出したりすること;後ろ向きにロープの外へ押すこと。
  • 得点または防衛の為か、または、対戦相手の動きを封じるなど、いかなる理由でもリング・ロープにつかまること。
  • 試合を回避し、試合から逃げるために使う行為、動き。例えば特定の技を実行することなく、連続的に前脚を引っ張ったり、前腕を引伸ばしたりするもの;
  • 消極性;これは、技中だけではなく、技を受けている時も含む。
  • 何度も続けて床に倒れること;
  • わざと、対戦相手の上に倒れること
  • 故意に闘いを回避し、故意に停止すること;
  • 試合中に勝手にリングを離れること;
  • スポーツマンらしくない行動や行為の一般;唾を吐くこと、悪口を告げること、試合中に話すこと;野蛮で下品な音を出すこと;
  • レフリー、オフィシャル、対戦相手、そのチームを侮辱すること;
  • 故意にレフリーの指令を無視すること;
  • あらゆる不規律な行動;
  • 必要も無く自分自身や対戦相手に危険を引き起こすこと;
  • 低く打たれるふりをすること;
  • 故意にマウス・ピースを吐き出すこと;

1.2.10. 反則技、動き、行為に対する罰則

注意(Caution)。軽い違反の場合は注意が与えられる。試合を止めずに与えられる場合もある。

公式の警告(Official Warning)。反復的な反則や大きい反則の場合は、レフリーが公式の警告を発する。この場合レフリーが試合を止め、選手が違反行為を行なったことを公にする。

ペナルティ(Penalty):反則があった際には、レフリーは1ペナルティ・ポイントまたは数ポイントを与えることができる。レフリーは試合を中断させ、ペナルティを受けない方の選手をできるだけ遠くのニュートラルコーナーまで移動させること。それから、ペナルティの内容と減点ポイントを選手とオフィシャルに伝えること。

失格(Disqualification):レフリーは自らの裁量により、繰り返しまたは著しいファウルに基づいて選手を失格にすることができる。

レフリーは反則の内容、重度、回数に基づいて、注意、警告、ペナルティ、失格を発する裁量権を持つ。これらを行なうことによりレフリーは、選手の反則が対戦相手の勝利のチャンスを減らしたか、更に反則は故意によるものだったかをよく考慮しなければならない。

1.2.11. 審判員によるスコア構成の評定基準

ペナルティから計上されるマイナスポイント(減点)は、最初に最終的なスコアが知らされる前に取得したポイントから差し引かれる。3人あるいは5人のジャッジが、次の優先的にされた基準によって、それぞれの選手のパフォーマンスの相対的な有効性を評価する。

A. ノックダウンの回数。

B. 対戦相手に負わせたダメージ。

C. 見事な技(跳躍技と回転技等)によるクリーン・ヒットの数

D. 通常の技によるクリーン・ヒットの数

E. 攻撃性もしくはリング・ゼネラルシップ(ラウンドにより大きな影響を及ぼした度合)の程度

一般的な印象を評定するにおいては、防御よりも、技が高く評価されることに留意するものとする。

1.2.12. 得点の諸例

●10-10: 定められた基準によっては、わずかなアドバンテージ(優勢)さえみられない場合。

●10-9:  1人の選手が有効性のアドバンテージを示した場合。

●10-8:  1人の選手がノックダウンという利点により有効性のアドバンテージを示した場合。

●10-7:  1人の選手が、2つのノックダウンという利点により有効性のアドバンテージを示した場合。 

得点基準のより詳細な説明は、公式GLORY審判マニュアル(Official GLORY JudgesManual)を参照すること。

1.2.13 延長ラウンド

決勝戦以外のトーナメント試合が引き分けで終了した場合、試合は「サドン・ヴィクトリー方式」ラウンドで1ラウンド延長される。以前のラウンドのスコアはキャンセルされる。また、サドン・ヴィクトリー方式のラウンドのスコアだけを、どちらの選手が勝利を得るか決めるために使用する。ジャッジはこの延長ラウンドを同点(引き分け)にスコアしてはならない。何らかの理由で「サドン・ヴィクトリー方式」のラウンドが勝利者を決定できなければ、ジャッジはもう一度投票を行い、試合の全体を鑑みて、どの選手が勝者にふさわしいか決めること。トーナメントの決勝戦の勝者を決定する際には、緊急投票をする前に、必要であれば、最大2回の延長ラウンドを行うことができる。

いわゆるランキング・トーナメントには他の規則が適用され、その詳細に関しては付録A1、A2、 A3に記してある。

1.2.14. レフリーによる競技の停止

1.レフリーは下記の場合、試合を中止しなければならない。

出場者の実力差が大き過ぎるため、弱者にとって危険である場合(弱者は級外)。その場合、強者の選手がレフェリー・ストップ・コンテスト(Referee Stops Contest = RSC)によって勝者となる。

危険を感じる極度の疲労により対戦する2人の出場者が試合を続行するのが危険である、とレフリーが判断した場合。

  • 出場者の実力差が大き過ぎるため、弱者にとって危険である場合(弱者は級外)。その場合、強者の選手がレフェリー・ストップ・コンテスト(Referee Stops Contest = RSC)によって勝者となる。
  • 危険を感じる極度の疲労により対戦する2人の出場者が試合を続行するのが危険である、とレフリーが判断した場合。
  • 2人の出場者の試合が、リング内の規則を無視した普通の喧嘩にエスカレートする場合。結果は知らしめない。(ノーコンテスト[無効試合])。
  • 他の理由で、試合の続行が、選手の一方に危険になりうるというのが、レフリーの意見である場合。その選手の対戦相手が勝者であるとRSCによって宣言される。

2. 下記の場合、医学的な理由で、レフリーは試合を中止しなければならない。

  • 選手の一方または双方が、多少とも明らかな重傷を負って、リング・ドクターに診察された後、試合の中止をレフリーに助言する場合。
  • リング・ドクターが、最初に診察を頼まれることもなく、試合の中止をレフリーに助言する場合。
  • 試合の続行がスポーツを陰惨な見世物に化すほどの負傷を選手の一方が被った場合。

選手の一方が被った負傷についてリング・ドクターの診察をレフリーが希望する場合、レフリーは試合を中止して、負傷していない選手をニュートラル・コーナーへ促す。それからレフリーは、負傷の診察のため、リング・ドクターにリング内に入ることを要請する。その場合、トレイナーはリング内に入ってはならない。試合を続行すべきか否か、ドクターはレフリーに助言する。そのリング・ドクターの助言にレフリーは従わねばならない。

3.レフリーが試合の中止を決断する場合、その決断を審判員に告知して、この決断の理由を述べねばならない。

4.試合中の責任者はレフリーである。試合を監督することが、レフリーの独占的任務である。

5. 試合会場の異常、リング内の欠陥、照明の不備、及び其の他の事情のために、試合を途中で終了しなければならない場合。万一、3ラウンド試合の2ラウンドか、5ラウンド試合の3ラウンドまで進んでゴングが鳴った場合、スコアカードは評価され、テクニカル判定に持ち込まれる。それ以外の場合は、試合結果はノーコンテスト(無効試合)とする。

6. 試合会場から、道義、価値観、社会規範に相反する言語や叫喚が聞える場合、試合を中止する権限はレフリーに与えられている。

1.2.15. 負傷に関して

試合中の反則以外で負傷が生じた場合。万一、負傷が正当な技だった場合、負傷した選手が試合を続行できない、もしくはすべきではないと判断された時、その選手はTKO負けと判断される。もし負傷が、負傷した選手本人によって加えられたもので、選手が自身を守るための判断をできなくなっており、安全性にリスクがあるものであれば、レフリーは負傷していない選手をニュートラル・コーナーへ送り、義務として8カウント数える(ノックダウンに同じ)。8カウント後、時間を止め、ドクターに負傷選手をみてもらう。もし、負傷した選手が試合を続行できなければ、TKO負けとなる。

1.2.16. 興奮剤とドーピング

試合前と試合中の興奮剤の使用は禁止である。選手は、所望されれば、ドーピング検査を受けなければならない。興奮剤とドーピングには、とりわけ、頭脳刺激剤、アンフェタミン(覚醒剤)、蛋白同化ステロイド(筋肉増強ホルモン)が含まれる。

1.2.17. バンデージとテープ

選手とコーチは、オフィシャルにより認定を受けたテープのみを使用できる。バンデージとテープを、あるいはそれらのどちらかを両手に施すのは負傷を防止する事のみが目的である。とりわけ、テープはバンデージを固定するために使用される。手の節のケガ防止の為にテープを幾重にも重ねるのは禁止する。手の節の周りの、あるいは節の上の、バンデージにテープを巻くのは認められるが、しかし貼るテープ層の厚さは1ミリ(3回巻き)を超えてはならない。

手首と手の周りに施される通常の柔らかいバンデージは、手の節の下約2センチにテープを巻くことは認められる。選手の手のバンデージとテープはオフィシャルによって点検され、承認されなければならない。両手にオフィシャルの捺印または署名が為されて初めて試合用のグローブを着用してもよい。手以外の個所のバンデージはリング・ドクターによって承認されなければならず、その要請はルール・ミーティングの前、審判長に提出されなければならない。手や指の上と中にいかなる物をも保持するのは禁止する。またインナーグローブの使用も禁止する。補強の為、足首にテープを捲くのは、そのテープの上や下に固い素材を施さず、テープが足首ストッキングに覆われていれば、認められる。足首ストッキング無しの足首テープは認められない。

手と足のテーピングについては、規則が米国では州ごとに変わるので注意すること。必ず競技を行う州の個々の規則を参照すること。

1.2.18. その他の防具

肢体を保護する為もしくは負傷を防止する為に選手が使用を希望するその他の防具の全ては、当該審議者または当該州のアスレチック・コミッションの同意によって許可されなければならない。同意申請書はルール・ミーティング後に提出なければならず、各防具の検査と頭文字の署名は常に試合開始の前に行うこと。

12.19. ワセリンとオイル

顔面にワセリンを使用するのは一定の程度内で認められる。その程度はレフリーが判定する。選手の身体にオイルを塗ることは禁止する。

1.2.20. グローブの検査

全ての選手が、オフィシャル立ち会いのもとでグローブを着用しなければならない。その時、オフィシャルはテープを巻き、そのテープに頭文字の署名をする。グローブは試合が終了して初めて外し、リング内ではなく、選手がリングを去ってから外すこと。

1.2.21. 身体検査

全ての選手が試合日の10日前に身体検査の結果を提出しなければならない。当該団体は、必要な身体検査と血液検査を指示する。試合の当日、選手は、試合の1日前か試合当日の試合前にリング・ドクターによって行なわれる、いわゆる「ドクター・チェック」を必ず受けねばならない。トーナメントに参加する選手は、リング・ドクターに試合と試合の間にも検査を受けなくてはならない。

ノックアウト:試合中に頭に攻撃を受け、ノックアウトを被った選手は、試合終了後、できるだけ早くMRIを受けることをGSIは要請する。MRIスキャンの結果はできるだけ早くGSIに提示すること。GSIがMRIのスキャンを保持し結果をみて試合続行が可能と判断しなければ、選手は次の試合に臨むことができない。このルールに関して例外は認められない。マッチメイカーは、ノックアウトされてMRIを提示しなかった選手は選考から除外するよう指示されている。

1.2.22. 体重測定:

全ての選手の体重は試合の前日に測定されなければならない。選手は予め同意した体重の状態でいなければならない。選手が体重過多の場合、当該審議者または州アスレチック・コミッションが決定する制限時間内に、合意された体重を適切に達成するよう課題を与えられる。同意した体重を達成し損なった場合、州のアスレチック・コミッションの規則によりペナルティが課せられ、罰金の発生そして試合は失格となる場合がある。

1.2.23.トレイナーとセコンド

A. 出場者は各自、1人のトレイナー/コーチと2人のセコンドのサポートを認める。ロープ内のリング上での世話はセコンド1人のみに認められる。総計としては3人のコーナーマンが選手を補助することが可能である。これら3人のコーナーマンの氏名は、ルール・ミーティングの間に提出されなければならない。

B. トレイナー、セコンド、選手は、試合、体重計量、身体検査がそれぞれ始まる少なくとも2時間前には入場していなければならない。

C. トレイナーは、選手が試合衣装を完全に装備して、必須のマウス・ピースと股間防具と許可された試合用グローブを装着していることを確実しなければならない。

D. 試合中、トレイナーとセコンドがリングに入ることを禁止する。リングにはレフリーの指示があった場合のみ、また試合の休憩中に入る事ができる。

E. トレイナーは、オフィシャルに知らせる事で、またはタオルやスポンジをリング内に投げ入れることによって、自分側の出場者の試合を中途で止めることができる。

F. ラウンドの開始前にタイムキーパーかアナウンサーから「セコンド・アウト」の合図が与えられたら、トレイナーとセコンドは直ちにリングを離れ、ラウンドの終了が告げられるまではリング内に入ってはならない。

G. トレイナーとセコンドは、自分たちの側の選手の椅子を確実に、時宜置き、取り除かなければならない。

H. グローブを変形させたり破損させたりするのは厳禁とする。リングのマットを激励の為に叩く行為も禁止する。水や他の物など選手をリフレッシュさせる物質を選手に投げることも禁止する。

I. トレイナーとセコンドは規則に従って行動しなければならない。規則を履行しない場合、レフリーから警告が発せられることがある。執拗な違反の場合、リングから退場させられることがある。レフリーはまた、選手のトレイナーが違反すれば、その選手に注意、警告、ペナルティ、失格を発する選択肢を有する。

J. トレイナーとセコンドは、スポーツマンらしく、清潔で破損の無いスポーツ・ウェアーを着用しなければならない。

K. 試合中、トレイナーとセコンドは指定された場所の指定された席に座らねばならない。

L. ヘッド・コーチは自分のセコンドの行為に対する責任がある。

M. 試合中、負傷のためにリング・ドクターとの相談をレフリーが所望し、その目的の為、ドクターにリング内に入るように要請する場合、当該トレイナーやセコンドはドクターに付き添って、リング内に入ってはならない。こういう場合、トレイナーやセコンドはリング内へ入るのは禁止する。

N. 試合中、トレイナーやセコンドがオフィシャルに近づいて、レフリーや試合運営者によってなされた決定に抗議をする事は禁止する。抗議はイベント後1ヵ月以内に文書によって提出しなければならない。抗議を処理するための保証料は€750までである。

O. リングへ入場/退場の際、コーナーマンは選手と一緒に歩くことはできない。選手は、大会制作側、または運営スタッフがエスコートすることになっている。

1.2.24. 罰則(ペナルティ)と罰金

  • 選手が反則技を意図的に使って失格し、これらの根拠でレフリーによって失格とされた場合、選手に課せられる罰金は、出場給の最大100%である。また試合への出場を最大1年間停止される。
  • 規定における異なるルールに基づき結果的に選手が失格となった場合、選手に課せられる罰金は出場給の最大100%である。また試合への出場を最大1年間停止される。
  • 選手が警告を受けた場合、出場給として支払われる料金の10%が、罰金として課せられる。この罰金は、その後も同じ試合や同じトーナメントにおいて警告を受けた場合、課せられる罰金は出場給の10%分を更に課せられる。
  • 計量測定日に計量しないことは、事前に有効な理由で申請していない限り、認められない。ペナルティ:試合料の25%の減額とする。
  • 選手がリングに現われた際、規定された通りの防具を装着していなく、そのためにイベントの遅れを引き起してしまった場合、ペナルティが発生する。ペナルティ:試合料の25%の減額とする。
  • 試合の後、グローブは更衣室ではずすこと。結果の発表の前にリングの上でグローブを取ることは認められない。はずした場合ペナルティが発生する。ペナルティは試合料の10%の減額とする。
  • すべてのチームはリング・マスターの指示に従うこと。指示に従わない場合は、イエロー・カードに結びつく可能性がある。イエロー・カードのペナルティ:試合料の10%の減額とする。
  • 選手がファンに話しかけるためにリング・アナウンサーの手からのマイクロホンを取り上げた場合ペナルティが発生する。その際英語以外の言語で話した場合ペナルティが発生する。ペナルティは試合料の25%の減額とする。
  • 試合には宣伝用の入れ墨は認められない。宣伝用の入れ墨(スプレー、ペンキ、ヘンナなど)を着用している場合はペナルティが発生する。ペナルティ:試合料の 50%の減額とする。
  • シャツ、キャップ、タオル、ズボンにプロモーターの許可を受けていないスポンサー・ロゴを見える所に身につけると、ペナルティが発生する。ペナルティ:試合料の 50%の減額とする。
  • 選手はイベントの会場内(リングの中でも外でも)にいる時は、セックス、宗教、政治、ポルノグラフィー、その他プロモーターの評判を誹謗するいかなるスローガン、言葉、図画を含むロゴを身につけてはいけない。
  • 選手およびコーナーマンのスポンサーは競技期日の14日前にプロモーターによって承認され、ルール・ミーティングの後に確認されなければならない。
  • 記者会見の服装規定:選手は少なくともジャケット着用を義務づけられている。スーツであれば尚好ましい。着用なしのペナルティ:試合料の 50%の減額とする。
  • 選手のテーピングは審判(テーピングする部屋中の)の監督なしで、行なうことは認められない。ルールを守らなかったペナルティ:試合料の 50%の減額とする。

1.2.25. 追加試合

ランキング・トーナメント以外のトーナメントでは、準々決勝に出場する資格のある選手8人の1人が、いかなる事情の故に決勝トーナメントに進出できない場合、トーナメントにおける交代の選手がいることを確実にするために追加試合を1試合もしくは2試合組まれてもよいものとする。

追加試合は、いかなる場合も決勝トーナメント試合の前に行われる。

ランキング・トーナメント以外のトーナメントでは、リザーブ選手の交代オプションの順位に関しては下記の規則が適用する。これは、規定に従い次のラウンドに進出するはずであった選手が、資格を得るラウンドにおいて、いかなる事情の故に出場を続行できない場合に適用するルールである。 

  1. 然るべき理由に基づきその権利を撤回されていない、更に進出する権利のある選手の対戦相手。
  2. 第1リザーブ・マッチの勝者。
  3. 第2リザーブ・マッチの勝者。
  4. 第1リザーブ・マッチの敗者。
  5. 第2リザーブ・マッチの敗者。リザーブ・マッチが1試合のみ行なわれた場合、勝者がこの権利を放棄するなら、交代の権利はこのリザーブ・マッチの敗者に属する。

ランキング・トーナメントに関しては、付録A1、A2、A3にあるランキング・トーナメント規則を参照すること。

1.2.26. オフィシャル

レフリー:

A. 各試合は少なくとも2人のレフリーが指揮し、サポートする。その2人の中の1人がリング内に入る。

B. レフリーの指令:「ファイト」「ストップ」「ブレイク」

1. 「ブレイク」の指令は選手双方のアクションを中断させ、双方を分離させ、その後に双方を1歩後退させる為に用いられる。その場合、レフリーは双方の間に立ち入る。レフリーが退歩すると直ちに、選手は「ファイト」の指示の有無に係わらず試合を再開してよい。

2. 「ストップ」の指令は、試合を停止する時、1ラウンドの終了時、または注意や警告の前に用いられる。

3. レフリーは「ファイト」の指令を、試合の開始または試合を再開する時に用いる。

審判員(ジャッジ)

試合の判定は最低3名、最高5名のジャッジによって行われる。ジャッジは選手にポイントを与え、試合の各ラウンドの評点を提出する権限がある。

リング・オフィシャル:

リング・オフィシャルは規則に従い、リングの内と周りと外の状況を確実にし、同時にコーナーマン達を監督する責任がある。最低2名、最高4名のリング・オフィシャルが居なければならない。試合前の選手によるリング・チェックにはリング・オフィシャルが伴う。

リング・ドクター:

A. GSI後援の試合には常にリング・ドクターが居なければならない。

B. リング・ドクターは、試合前と試合中に医学的見地から必要と考える措置を講じてよい。あるいは自身の代わり措置を実行させてもよい。

C. リング・ドクターが指示した措置は試合報告書に詳述される。それにリング・ドクターも、自分の所見を在任のレフリーに伝達する。

D. ドクターは、試合開始前に、年次の必須の身体検査と比べて、出場を不可能とするような変更が選手の誰にも起きていないことを証明しなければならない。

E. 試合中またはラウンド間の休憩中、リング・ドクターはレフリーやトレイナーの要請によって選手の全て怪我または負傷の重症度を検査しなければならない。そして必要ならば、レフリーかトレイナーか、または両人に試合を中止するように助言しなければならない。試合中はこのような要請はレフリーのみがしてよい。与えられた助言は拘束力がある。

F. レフリーが選手の負傷の重症度に関してリング・ドクターの助言を聞きたい場合は、試合を止めて、選手の診察をリング・ドクターに要請する。この診察中はドクターのみがリング内に入る。リング・ドクターにトレイナーが付添うのは禁止する。診察中は、このドクターとレフリーのみがリング内に居ることとする。

G. 適用しうる場合、リング・ドクターは、医学委員会によって作成された条項に従い、選手の出場禁止の期間に関する提案を試合直後に医学報告書の中に詳述する。

H. 提出された医学報告書に基づき、医学委員会は決定した内容を運営者に伝達する。運営者は直ちに問題の選手、所属団体、マネージャーにこの決定を通知する。この決定は問題の選手の身体確認書(?appearance booklet)に記録されなければならない。

I. リング・ドクターは、医学的に関係がある限り、医学報告書の中に選手たちの体験を含めるべきである。頭部/身体へのノックアウト、重大な負傷、RSC、RSCH (レフリー・ストップ・コンテスト・ヘッド)は記録されなければならない。

J. ノックアウトの内容、意識不明の持続時間、退化性健忘症、負傷の内容、試合後の医学的所見等々の詳細を、医学報告書に記述しなければならない。正確な医学報告書の為には、多くの場合審判員とレフリーとの協議が必要である。

K. 選手が試合の経過の中で機能障害を体験しており、特に試合の続行が無理である、とリング・ドクターが確認した場合、ドクターは試合を停止させる権限を持つ。

L. リング・ドクターは医学報告書をGSIの医学委員会に送付する。医学的見地から必要と考える場合、リング・ドクターは選手の一般開業担当医に選手の負傷の内容とリング・ドクターの所見と勧告とを記述した書状(手紙)を、適切な医学的フォローとアフターケアを保証する為に、選手に与えねばならない。

M. 試合中、リング・ドクターはリング・サイドの自分の持場を離れてはならない。しかし、万が一リング・ドクターがリング・サイドを離れなければならない場合、リング・ドクターはこの事を審判長またはアナウンサーに通告し、レフリーは試合を中断または停止させなければならない。リング・ドクターの不在中は、いかなる試合も続行してはならない。

グローリーは、リング・ドクターが少なくとも2人いる事を提案している。

バックステージ・オフィシャル:

バックステージ・オフィシャルはバンデージとグローブの検査をし、選手が次の試合に時間的に間に合うよう配慮する任務を負う。

タイムキーパー:

タイムキーパーは試合のラウンドの経過時間を監視する責任がある。タイムキーパーは、ラウンドの経過時間と休憩を時計/ストップ・ウオッチを持ってチェックする。休憩(中断)の終了10秒前にタイムキーパーはゴングまたはその他の許可された方法で2度合図する。そしてアナウンサーが「セコンド・アウト」の指令を出す。その時点でコーチとセコンドは直ちに自分達の用具を持ってリングを離れなければならない。タイムキーパーは、ゴングを鳴らすことで、リング内のレフリーにラウンドの開始と終了を合図する。したがってゴングはリング内のレフリーの為の用具である。

得点記録者(スコア・キーパー)

得点記録者/審判長は得点表を点検し、ラウンド毎のポイントの総得点と試合毎のポイントの総得点を記録する。得点はスコア・ボード上に展示できるようにアナウンサーとコーディネイターに伝達される。得点記録者はGSI用に得点表を保管し、保存する。

リング・アナウンサー:

アナウンサーは試合、警告、得点をアナウンスする責任がある。ラウンド開始10秒前に、アナウンサーはタイムキーパーと連携して、「セコンド・アウト」の指令を発し、ラウンドの回数を明確に示す。

1.2.27.ルールの熟知度について

選手とコーチの全員が、GSIのルールを熟知しているものとみなされる。このルールに精通していない事を理由とした不服の訴えは受け付けられない。各イベントの前には必ずルール・ミーティングを行わなければならない。

1.2.28. 抗議:

ルールや規定の誤適用、または試合やイベントの実施に関する不規則性や不正等に対する抗議は、イベントを監修した当該政府規制委員会または機関に、抗議に関する手続きに従って直接提出しなければならない。イベントが政府規制委員会や機関が管轄権を持たない場所で行われた場合、抗議は、独立した調停者やイベントの公平な規制の監視を提供するために契約した制裁組織へ、その抗議に関する手続きに従って提出しなければならない。オフィシャルによる判定への疑問に限定した抗議は、即時却下される場合もある。イベント中にオフィシャルに抗議を持ち出すか、争議を通知することはペナルティの対象となり、イエロー・カードと同等の懲戒とそれに伴う金銭上の制裁が、即時にまたは将来的に課せられる。

1.2.29. 規則の取消しと不文律の規則

グローリー・ワールド・シリーズ(GLORY World Series)の上記の規則は常にイベントが催される国の適用しうる法律や倫理基準に従属的であり、その当該法規によっては取消され、修正される場合もある。

上記の規則において規定されていない問題や争議の全ては考慮、評定、仲裁の為に、常にGSIに提供される。仲裁委員会の最終決定は拘束力があり、控訴できない。

ゲーム規則(ハウスルール)または、行動規範(コード・オブ・コンダクト):これらのルールは、イベントごとに追加され、そのイベント特有の物がある。これらのルールはそれぞれのイベントに個別で決定するものとする。

付録A1

1. グローリー・ワールド・シリーズ:グランドスラム・ルール

1.1 - ベスト・オブ・スリー制

(i)このトーナメントでは、新しいルール「ベスト・オブ・スリー制」を導入している。このルールはトーナメントのオープニング・ステージ (1回戦)、準々決勝、準決勝の試合にて適用される。

このルールの下では、ジャッジのスコアは各ラウンド後に集計される。試合の最初の2ラウンドで勝った選手はその試合の勝者とみなされ、第3ラウンドは行われない。勝った選手は、トーナメントの次のステージに進む事ができる。

ラウンドで勝つためには、そのラウンドの合計スコアで少なくとも1ポイントの差がなければならない。ジャッジは、各ラウンドでスコアリングをし、明確に差のあるポイントを出さなければならない。マスト・スコア・システム。

第1ラウンド、第2ラウンド、または第1及び第2ラウンドの両方が引き分けとなった場合(例:各ジャッジがそれぞれ9-9)、常に第3ラウンドを行う。3ラウンド後の減点を含む合計スコアによって、勝者を決定する。

勝者は、審判がもっとも多くポイントをつけた選手である。1点でも多くポイントを取れば勝者となれる。

(ii)トーナメントの最初の2つのステージの各試合は3ラウンド2分(3R×2分)の時間配分で構成される。準決勝の各試合は3ラウンド3分(3R×3分)の時間配分で構成される。

(iii)グランドファイナル(決勝戦)は 3分3ラウンド(3R×3分)で構成され、「ベスト・オブ・スリー制」をとらない。延長ラウンドは2回まで、第3ラウンドと第4ラウンドの終了時に引き分けになった場合に適用される。

(iv)トーナメントの最初の3ステージの試合で引き分けがあった場合は、延長ラウンドは行わない。代わりにランキングで上位にランクされている選手が次のラウンドへ進む。

試合のスコアと総則:

試合のスコアとルールは、トーナメントではグローリーの総則が適用される。ノックダウンの数は下記のトーナメント試合のルールが適用される:

  • 出場者は、トーナメントの同一のラウンドで2回ノックダウンされた場合、または同一の試合で3回ノックダウンされた場合ノックアウトになるが、決勝戦は例外とする。決勝戦でのルールは:出場者がノックアウトとなるのは、選手が同一のラウンドで3回ノックダウンされた場合、または同一の試合で4回ノックダウンされた場合である。

トーナメント賞金:

トーナメントの第1ステージは、その後の8選手のトーナメントの勝ち抜き試合イベントと見なされる。1位、2位、3位の選手には賞金が授与される。

1.2 - ベスト・オブ・スリー制におけるポイント減点:

(i) 選手がファウル等でポイントを減点された場合、その減点ポイントは、最終ラウンドが終わるまでは試合のスコアには反映されない。

:選手Aと選手Bの試合の場合

第1ラウンド:選手A がこのラウンドでは優勢であり選手Bをノックダウンし、その結果選手Bはポイントを失うので、 10対8(それぞれのジャッジ)で、選手A がラウンドの優勢ポイントを取得する。

第2ラウンド:選手Bが10対9でラウンドの優勢ポイントを取得する。

この時点で、第1ラウンドからの減点ポイントを含めると、選手Aはスコアが19対18で勝っている事になる。しかし本ルールではここではそれを含めない。試合が終わるまでは減点ポイントを換算しない。

これを行うのは、試合が1回のノックダウンで決着がつくのを防ぐためである。

第3ラウンド:引き分けとなり、各選手には 10対10のポイントが加算される。両選手はそれぞれ1ラウンド勝ち、1ラウンドは引き分けになる。

この時点で、第1ラウンドのノックダウンのポイントが減点され、選手A が29対28のスコアで勝者になる。そこで 3名ジャッジ制度により、選手A の総スコアは87、選手Bの総スコアは84になる。

1.3 - グランド・ファイナル(決勝戦):

(i)グランド・ファイナル(決勝戦)は3分3ラウンド(3R×3分)で行われる。3ラウンド終了後に試合が引き分けとなった場合は、延長ラウンドを行う。延長ラウンドの終了時に引き分けとなった場合は、第5ラウンド(最終ラウンド)を行う。 

(ii)万が一第5ラウンドも引き分けとなった場合は、ジャッジ・パネル(審判員団)は、試合全体を見直し、スコアを再考することが求められる。それでも引き分けだった場合GSIヘビー級ランキングで上位にランクされた選手に優位性を与える。

1.4 - 推定合計試合時間:

(i)トーナメントの延長ステージの有無にかかわらず、選手はリング上に必要以上の過度の試合時間を過ごすことは好ましくない。決勝戦で延長戦がない場合、トーナメントの優勝選手は、リング上で最大27分間を過ごす事になる。優勝選手が途中で対戦相手を早く倒した場合、当然リング上での時間はかなり少なくなる。

1.5 - リザーブ選手:

リザーブ選手

(i)トーナメントのオープニングステージ(1回戦)で負けた8人の選手はリザーブ・リストに載り、スタンバイ状態に入る。トーナメントの後半ステージで選手が怪我で試合続行不能になった場合(負傷選手)、リザーブ・リストの選手と交代することができる。

(ii)リザーブ選手がトーナメントに再出場できる順序は、以下のオプションによって決定される: 

(A)再出場のオファーは、トーナメントの前ステージで負傷選手に負けた選手に優先的に与えられる。その選手が試合続行可能の場合(例:ポイントで判定負けをし、試合をできる良好な状態である)、トーナメントに再出場することができる。

(B)オプションAが不可能な場合、再出場権利は、負傷選手の最後の試合の直前に行われた試合で負けた選手にオファーされる。

(C)オプションBが不可能な場合、再出場権利は、トーナメント表の反対側の山組で負けた選手に提供される。優先順位はGSIランキングで最高位にランク付けされた選手に与えられる。

1.6 - オープニングステージ(1回戦)の抽選と配置:

(i)オープニングステージ(1回戦)に参加する16人の選手はシードとランダムな抽選の組み合わせにより対戦カードを決定する。

選手はその後GSIランキングにおけるポジションに応じて、1〜16の番号が与えられる。

(ii)GSIランキングにおけるトップ4の選手(番号1〜4)は以下に説明する「グローリー予選システム(GLORY Elimination System)」によりシードされる:

グローリー予選システム(GLORY Elimination System)

オープニングステージ(1回戦)には4つのプールがある。シードされた選手はそれぞれ4つのプールのいずれかに配置される。配置は次の通り:

シード1はプール1、スロットAに配置される

シード4はプール2、スロットCに配置される

シード2はプール3、スロットAに配置される

シード3はプール4、スロットCに配置される

残りの12人のシードされていない選手の名前は、2つのポットに分割される。5番〜8番の選手はポットAに配置される。9番〜16番の選手はポットBに配置される。

まずはポットAから選手の名前が抽選される。選手の名前は、抽選された順番に従って次のスロットに配置される: 

プール1、スロットC

プール2、スロットA

プール3、スロットC

プール4、スロットA

その後ポットBから選手の名前が抽選され、次の順序で残りのトーナメントのポジションに配置される:

プール1、スロットBとD

プール2、スロットBとD

プール3、スロットBとD

プール4、スロットBとD

最初のグランドスラムの抽選とランキング:

一番最初のランキングに関しては、選手は同等条件の競技を行えていない観点から、最初のグランドスラムはそれ以降とは異なったルールで抽選と配置を行なう。

番号1から8は、最初のランキングの番号順に従ってシードし、次の位置に配置される。

プール1、スロットA:1番、スロットC:8番

プール2、スロットA:2番、スロットC:7番

プール3、スロットA:3番、スロットC:5番

プール4、スロットA:4番、スロットC:6番

番号9から16(最初のランキング順の番号)はその後ポットから抽選され、黒コーナーの各所に配置される:

プール1、スロットBとD

プール2、スロットBとD

プール3、スロットBとD

プール4、スロットBとD

1.7 - リング入場:

(1)本トーナメントにはステージが通常よりもひとつ多いので、伝統的なトーナメント形式に比べて8試合多い。従って、選手のための別個のリング入場は行わない。

代わりに、セコンドは選手の試合の前にリングに直接向かい、2名の選手は同一のテーマ音楽でリングに上がり、その時リングアナウンサーが各選手の名前をアナウンスする。 

試合が終了すると、次の試合の2名の選手がリングに呼び出される。リング上ではグローブをとることは禁止である。グローブは試合の後に控室でとらなければならない。

注:イベントの開始時に16名の選手全員の正式な紹介がある。

1.8 - ランキング:

(i)GSIの主催の下に行われるすべての試合は公式GSIランキングにおける選手のポジションに影響を与える。 

GSIランキング・コミィッティー(GSI Ranking Committee)では、複数の要因を考慮し予備ランキング・リストをまとめた。このリストが、選手がGSI公認試合で競う際のランキングでの動向の始点となる。

(ii)GSIランキングは52週間(1年間)のなかでポイント全体の1/3が失効される、ポイント失効システムで作用される。

つまりこれはグローリーの試合で勝って蓄積されたポイントは、毎年1/3の割合で、イベントからちょうど1年経過した日に失効される。蓄積したポイントは3年間で失効となる。

これは、ランキングシステム(選手の顔ぶれ)を新鮮に保つためであり、アクティブな選手がその活動にふさわしいポジションに配置されるためでもある。これは同時に、非アクティブな選手が2年以上試合をしていないにも関わらず、不公平にランキング上位を占有しないためでもある。

例 - 選手Aは2012年12月2日に選手Bと試合をし、勝って300ポイントを取得する。

2013年12月2日に選手Aは100ポイントが失効となり、更に2014年12月2日に100ポイントが失効となる。2013年12月2日に選手Aは最後の100ポイントも失効となる。

ランキングは毎月発表される。

GSI ポイントシステム:

GSIポイントシステムには、選手が参加する試合に応じて、次の2つのパートがある。

1:スーパーファイトを含むトーナメント以外の試合:

ランキングの高い選手が低いランキングの選手に勝てば、高いランキングの選手は、低いランキングの選手のポイントのスコアの25%に相当するポイントを得ることができる。低いランキングの選手は敗者であるので所有ポイントをそのまま保持する。高いランキングの選手がKOで勝利した場合、低いランキングの選手のポイントの35%を取得する。

高いランキングの選手が、低いランキングの選手に負けた場合、高いランキングの選手は自分と低いランキングの選手のポイントの差の25%を失う。低いランキングの選手のポイントは、高いランキングの選手が失点される前の時点のポイントの25%に相当するポイントが加算される。KOで勝利した場合、この割合は35%に増加する。 

2:トーナメント試合:

トーナメント試合で勝つと、次の順序でポイントを取得できる。

  • 16人制グランドスラム・トーナメントの選手は下記の合計ポイントとなる。

o 1回戦で負けた選手   50ポイント

o 2回戦で負けた選手:           100ポイント(例:50追加)

o 準決勝戦で負けた選手:      180ポイント(+80)

o 決勝戦で負けた選手:         300ポイント(+120)

o グランドスラム優勝者:     500ポイント(+200)

8人制スラム・トーナメントの選手は次の合計ポイントを取得する。

  • 1回戦で負けた選手:          50ポイント
  • 準決勝戦で負けた選手:     110ポイント(+60)
  • 決勝戦で負けた選手:         200ポイント(+90)
  • スラム優勝者:                    360ポイント(+160)

4人制チャンピオンシップ・トーナメントでは下記の合計ポイントとなる。

  • 1回戦で負けた選手:    50ポイント
  • 決勝戦で負けた選手:        150ポイント(+100)
  • チャンピオン:350ポイント(+200) 

4人制コンテンダー・トーナメント(通常ランキング4位~7位選手と、4人制チャンピオンシップの資格を持つ勝者との間で戦われる)では下記の合計ポイントとなる。

○ 1回戦で負けた選手:    30ポイント

○ 決勝戦で負けた選手:        80ポイント(+50)

○ コンデンダー優勝:       130ポイント(+50)

1.10タイトル試合のポイント配分:

タイトル試合は、ランキング・ポイント用に「シングル・マッチ」」と見なされる。

タイトル試合の勝敗は、ポイント配分には影響しないが、勝者には通常の契約料金以上のボーナス金が授与される。

付録 A2

2.1 GLORY SLAM ルール 8人制トーナメントフォーマット:

それぞれの試合は、3ラウンド3分で決まっている。試合が引き分けであれば、「サドン・ヴィクトリー方式」の延長ラウンドが設けられる。トーナメントの決勝戦では、2ラウンドまで延長できる。延長ラウンドの場合、それ以前のラウンドのスコアはキャンセルされ、最終(延長)ラウンドのみカウントされ、どちらの選手が次へ進出するか、またトーナメントのファイナルであれば、どちらの選手が優勝者か決める。ジャッジは、延長ラウンドを引き分けのスコアに採点してはいけない。

試合のスコアと総則:

試合のスコアと他の規則については、トーナメントは「GLORY General Rules (GLORY総則)」に遵守する。

トーナメント・ノックダウン数ルール:

下記のルールは、決勝戦以外の全てのトーナメントの試合で適用される。

  • 選手が同じラウンドで2回ノックダウンされた場合、テクニカル・ノックアウトにより負けたとみなされる。
  • 選手が同じ試合で3回ノックダウンされた場合、テクニカル・ノックアウトにより負けたとみなされる。

トーナメントの決勝戦では、下記のルールが適用される。

  • 選手が同じラウンドで3回ノックダウンされた場合、テクニカル・ノックアウトにより負けたとみなされる。
  • 選手が同じ試合で4回ノックダウンされた場合、ノックアウトにより負けたとみなされる。

ファイナル SLAM 8人制トーナメント第1回戦(準々決勝)の抽選と配置:

トーナメントへの出場資格を持つ8人の選手はシードとランダムな抽選の組み合わせによりオープニングステージ(準々決勝)の対戦カードを決定する。

  • 選手はGSI世界ランキングにおけるポジションに応じて1〜8の番号が与えられる。
  • GSIランキングにおける上位2位の選手(番号1と2)はシードされ、残りの選手(番号3〜8)は以下に説明する「グローリー予選システム(GLORY Elimination System)」によりランダムに配置される。

2.2 グローリー予選システム(GLORY Elimination System):

トーナメントのオープニングステージ(準々決勝)には8箇所の配置スロットがある:A、B、C、D、E、F、G、H。それぞれ白コーナーと黒コーナーを表す(A:白、B:黒、等)。ランキング1位と2位のシードされた選手は白コーナーAとE に配置される。配置は次の通り:

A: #1 シード

B:

C:

D:

 

E: #2 シード

F:

G:

H:

残りの6名のシードされていない選手の名前は、2つのポットに分割される。

  • 選手の番号#3と#4はポットAへ
  • 選手の番号#5と#8はポットBへ
  • 名前はポットAから選ばれる。選ばれた順番により、下記の順番になる:

A: #1 シード

B:

C: ポットAから最初のランダムな抽選(ランキング#3と#4の選手)

D:

E: #2 シード

F:

G: ポットAから2回目のランダムな抽選(ランキング#3と#4の選手)

H:

その後ポットBから選手の名前が抽選され、次の順序で残りのトーナメントのポジションに配置される:

A: #1 シード

B: ポットBから最初のランダムな抽選(ランキング#5-#8の選手)

C: ポットAから最初のランダムな抽選(ランキング#3と#4の選手)

D: ポットBから2回目のランダムな抽選(ランキング#5-#8の選手)

E: #2 シード

F: ポットBから3回目のランダムな抽選(ランキング#5-#8の選手)

G: ポットAから2回目のランダムな抽選(ランキング#3と#4の選手)

H: ポットBから4回目のランダムな抽選(ランキング#5-#8の選手)

リザーブ・マッチ(リザーブ試合):

SLAM 8人制トーナメントの以前に、万が一トーナメント出場選手が次のステージで試合をする事ができない、または続行する事が認められない場合にどの選手がスタンバイになるかを決定するために、トーナメント・リザーブ・マッチが2試合行われる。

このリザーブ・マッチ2試合は、9位、10位、11位にランキングされた選手と、決勝戦が開催される国の最も優秀な選手の中からまたは他の基準で選出されるワイルド・カードの選手1名で行われる。

トーナメント出場者の交代選手ルール:

トーナメントでは、規則に則って次のラウンドに進む事のできる予選ラウンドの選手が、事情により出場できない場合、リザーブ権利の交代オプションの優先順序については次の規則が適用される。

  • 第1オプション:出場権利がある選手の対戦相手。但し、納得のできる理由に基づいてこの権利を撤回する場合はは無効とする。
  • 第2オプション:万一、出場権利がある選手の対戦相手に戦う資格がなければ、第1リザーブ・マッチの勝者が次のトーナメントに進める。
  • 第3オプション:万一、第一リザーブ・マッチの勝者が戦う資格がなければ、第2リザーブ・マッチの勝者が次のトーナメントに進める。
  • 第4オプション:万一、第2リザーブ・マッチの勝者が戦う資格がなければ、第1リザーブ・マッチの敗者が次のトーナメントに進める。
  • 第5オプション:万一、第1リザーブ・マッチの敗者が戦う資格がなければ、第2リザーブ・マッチの敗者が次のトーナメントに進める。
  • リザーブ・マッチが1試合しか行われなかった場合は、勝者が戦う資格がなければ、リザーブの交代権利はこのリザーブ・マッチの敗者に付与される。

上記の制限要因以外の交代の事例が生じた場合は、その決定は、GLORYトーナメント・スーパーバイザーが、統轄するアスレチック・コミッションとの協力よって判断を下すこととする。

勝者:

GLORY SLAMの勝者は「GLORY SLAMチャンピオン(GLORY SLAM Champion)」と呼ぶ。

付録 A3

3. GLORY SLAM ルール4人制トーナメント・フォーマット:

  • 4人制コンテンダー・トーナメント
  • 4人制チャンピオンシップ・トーナメント

トーナメント試合:

それぞれの試合は、3分3ラウンド、各回に1分の休憩ありで構成されている。

試合が引き分けであれば、「サドン・ヴィクトリー方式」の延長ラウンドが設けられる。トーナメントの決勝戦では、2ラウンドまで延長できる。延長ラウンドの場合、それ以前のラウンドのスコアはキャンセルされ、最終(延長)ラウンドのみカウントされ、どちらの選手が次へ進出するか、またトーナメントのファイナルであれば、どちらの選手が優勝者か決める。ジャッジは、延長ラウンドを引き分けのスコアに採点してはいけない。

試合のスコアと総則:

試合のスコアと他の規則については、トーナメントは「GLORY General Rules (GLORY総則)」に遵守する。

トーナメント・ノックダウン数ルール:

下記のルールは、決勝戦以外の全てのトーナメントの試合で適用される。

  • 選手が同じラウンドで2回ノックダウンされた場合、テクニカル・ノックアウトにより負けたとみなされる。
  • 選手が同じ試合で3回ノックダウンされた場合、テクニカル・ノックアウトにより負けたとみなされる。

トーナメントの決勝戦では、下記のルールが適用される。

  • 選手が同じラウンドで3回ノックダウンされた場合、テクニカル・ノックアウトにより負けたとみなされる。
  • 選手が同じ試合で4回ノックダウンされた場合、ノックアウトにより負けたとみなされる。

4人制コンテンダー・トーナメント選手の選択:

コンテンダー・トーナメントは、グローリーのランキングに基づき、4人の選手が選ばれる。可能であれば、その重量クラスの3位、4位、5位、6位にランキングされた選手がその資格を持つ。この選手がいない場合、その重量級の選手が「シード・マッチ配置システム(seed match placement system)」に基づいて、オープニングステージ(準決勝)で対戦カードを組む。

4人制チャンピオンシップ・トーナメント選手の選択:

チャンピオンシップ・トーナメントは、GLORYのランキングに基づき、4人の選手が選ばれる。可能であれば、1位と2位にランキングされた選手と、#3シード・コンテンダー(コンテンダー・トーナメントの勝者)が選ばれる。#4シードは「非常に魅力的なコンテンダー」に授与される「ワイルド・カード」の選手となる(これにはコンテンダー・トーナメントのもう一人の決勝戦出場者、新たに契約した選手、現在最も人気のある選手、開催国の最強の選手などが有り得る)。選ばれた選手は「シード・マッチ配置システム(seed match placement system)」に基づいて、オープニングステージ(準決勝)で対戦カードを組む。

シード・マッチ配置システム(Seed MatchPlacementSystem:):

トーナメントのオープニングステージ(準決勝)には4箇所の配置スロットがある:A、B、C、D。それぞれ白コーナーと黒コーナーを表す(A:白、B:黒、等)。選手はオープニングステージでは、ランキングに従って下記のように組み合わせが行われる:

コンテンダー・トーナメント:

A: #4 シード

B: #6 シード

C: #5 シード

D: #7 シード

ランダム・ドロー・マッチ配置システム(Random Draw Match Placement System:):

チャンピオンシップ・トーナメント

A: #1 シード

B: #3 シード

C: #2 シード

D: #4 シード(コンテンダー)

必要な場合または適切と認められた場合には、オープニングステージの試合は下記のようにランダムな抽選方式で選ぶことができる:

上位1位と2位の選手はAとCに配置される。

コンテンダー・トーナメント:

A: #4 シード

B:

C: #5 シード

D:

チャンピオンシップ・トーナメント

A: #1 シード

B:

C: #2 シード

D:

残りの2名のシードされていない選手の名前(#6と#7または#3と#4)は、ランダムな抽選のためボウルに入れる。抽選された順番に従って下記のように配置される:

コンテンダー・トーナメント 

A: #4 シード

B:ボウルから最初のランダムな抽選

C: #5 シード

D: ボウルから2回目のランダムな抽選

チャンピオンシップ・トーナメント

A: #1 シード

B: ボウルから最初のランダムな抽選

C: #2 シード

D: ボウルから2回目のランダムな抽選

注記:シード・マッチ配置システムは常にオプションとなる。これはGSIが最も興味深く平等なマッチメイキングを保証するために、このシステムを変更する権利を持っているためである。 

リザーブ・マッチ(リザーブ試合): 

万が一トーナメント出場選手が次のステージで試合をする事ができない、または続行する事が認められない場合にどの選手がスタンバイになるかを決定するために、トーナメント・リザーブ・マッチが1試合行われる。

リザーブ・マッチは、コンテンダー・トーナメントでは7位と8位にランキングされた選手が戦う。チャンピオンシップ・トーナメントのリザーブ・マッチでは#3または #4シードの選手が、#4または #5シードの選手と戦う(可能でない場合はその次点にランキングされている選手)。注意:そのトーナメントが開催される国の最も優秀な選手の中からまたは他の基準で選出されるワイルド・カード選手を選ぶこともできる。

トーナメント出場者の交代選手ルール:

トーナメントでは、規則に則って次のラウンドに進む事のできる予選ラウンドの選手が、事情により出場できない場合、リザーブ権利の交代オプションの優先順序については次の規則が適用される。

  • 第1オプション:出場権利がある選手の対戦相手。但し、納得のできる理由に基づいてこの権利を撤回する場合はは無効とする。
  • 第2オプション:万一、出場権利がある選手の対戦相手に戦う資格がなければ、リザーブ・マッチの勝者が次のトーナメントに進める。
  • 第3オプション:万一、リザーブ・マッチの勝者が戦う資格がなければ、リザーブ・マッチの敗者が次のトーナメントに進める。上記の制限要因以外の交代の事例が生じた場合は、その決定は、GLORYトーナメント・スーパーバイザーが、統轄するアスレチック・コミッションとの協力よって判断を下すこととする。

勝者:

  • GLORYの4人制コンテンダー・トーナメントの勝者は「コンテンダー(TheContender)」と呼ばれる。
  • チャンピオンシップ・トーナメントの勝者は、「GLORY____(重量)級トーナメント・チャンピオン(GLORY         Weight Tournament Champion)」と呼ばれる。

ランキングポイントの取得方法:

選手は、次のようにランキング・ポイントを取得する。

コンテンダー・トーナメント: 

 ●オープニング・ステージ試合(1回戦)に参加すると計30ポイントを取得

 ●セコンド・ステージ試合(2回戦)に進むと計80ポイントを取得

 ●トーナメントに優勝すると計130ポイントを取得 

チャンピオンシップ・トーナメント:

 ●オープニング・ステージ試合(1回戦)に参加すると計50ポイントを取得

 ●セコンド・ステージ試合(2回戦)に進むと計150ポイントを取得

 ●トーナメントに優勝すると計350ポイントを取得 

付録 A4

4.GLORY選手ランキング 

4.1 ルールと規則の要約

この文書は、GLORY選手のランキングの仕組みの詳細が記されている。

4.1.1. 基本要領

  • GLORYによって承認された通常の試合では、選手は次のように対戦相手からランキング・ポイントの割合を勝ち取る:判定勝ちは25%、ノックアウトあるいはTKOは35%。
  • 選手が自分より下のランキングの選手に通常の試合で負けた場合、その選手と対戦相手とのポイント差の25%に相当するポイントを失う。
  • 選手が自分より高いランキングにいる選手に負けた場合、ポイントの加減は変化しない。
  • 8人制スラムと16人制グランド・スラムでは、トーナメントでどれだけ進めたかで選手はポイントを取得することができる。
  • 新人の選手がランキングのシステムに入るには、直近の戦績をランキング選手と比較して主観的および客観に解析してランキングを決定する。
  • 最初のランキングは2012年12月にヘビー級とライト級を、2013年3月に他の4階級が制定された。これらのランキングは合意された当システムの原則に基づいて計算された。
  • 6階級全てに個別のランキングがあり、選手は通常1つランキング・リストにのみ記載され、合意があれば階級を変えることができる。
  • ポイントは取得した日から1年目で無効となり、次の項目が適用される:

○ 1年目に3分の1が失効

○ 2年目に3分の1が失効

○ 3年目に3分の1が失効

○ これには各選手がランキングシステムに入る時に割り当てられた最初のポイントも含まれる。但し、以下の「4.1.3 ポイントの例外項目(Exceptions)」の3項目を参照すること。

  • 失効になるポイント数は取得されたポイント数にほぼ等しくなるので、1年目の後はシステム内のポイント数は適度に一定に保たれることが意図されている。

4.1.2 ランキングのリリース方法 

  • ランキングのメジャー(major)なリリースは、GLORYの主要なイベントの後に発表され、イベントの日付とバージョン番号1が付される。例:「Heavyweight Rankings 2013-04-06 Version1(ヘビー級ランキング2013年4月6日バージョン1)」。メジャーなバージョンのリリースは常に事前に計画され、そして公式なリリースの前にGLORYのオフィシャルによって承認されたものに限る。もし階級に変化が無い場合は、更新されず、新しい日付が付される。
  • すべてのランキングのリリースには、前回のメジャーなリリース以降の選手の動きが含まれる。例:「5位、3位UP(5th, up 3)」
  • マイナーな(minor)ランキングのリリースあるいは改訂された(revised)ランキングのリリースは、例えば選手の追加や除外の際、あるいはポイントの失効時など、いつでも発表される可能性がある。このようなリリースの場合、マイナー改訂番号と関係するメジャーなリリースの日付等が付される。例:「Heavyweight Rankings2013-04-06 Version 1.1 revised 2013-04-15(ヘビー級・ランキング2013年4月6日バージョン1.1 2013-04-15改訂。)トップランキング選手の交代もしくはGLORYの新しい選手の発表等が無い限りこれらにはプレスリリースが伴うとは限らない。
  • ライブ(live)または臨時(provisional)のランキングのリリースは、主要なGLORYイベントでの試合の直後に発表される。これには、数字の「0」と独自の改訂番号が付される。例:「ProvisionalLive Heavyweight Rankings 2013-04-06Version 0.12(臨時ライブ・ヘビー級・ランキング2013年4月6日バージョン0.12)。
  • メジャー(major)なリリースの「バージョン2」がリリースされる可能性があるのは、公式に発表したランキング・リストの間違いを訂正する場合のみである。

4.1.3   ポイントの例外項目 

  • 負傷した選手もしくは一定期間戦う事のできない選手は、「保護」ポイントを取得する事がある。これは一定の期間ポイントが失効になることを遅らせることができる。
  • GLORY経営本部では、すべてのランキングに対する最終統制権を持ち、適時これらの規則を修正する可能性もある。
  • 本ランキング・システムの運営の最初の2年間は、ポイントの失効を遅らせ、別途決断する他の方法で実施することができる。
  • 引き分けは一般的にはGLORY規則で奨励していないが、医学的介入またはその他の状況が原因で発生する場合もある。この場合、ランキングの低い選手のランキング・ポイントの25%がその時のポイントに加えて2人の選手に分配される。(下記の「ポイントの例」1を参照) 
  • 選手がランキングの対戦相手と試合をした場合、対戦相手がその選手のポイントの2/3を持っているものみなして調整される。例えば、300ポイントを持った選手は勝つと50ポイント(25% × 200)を取得し、あるいは負けると25ポイント(25% × 100)を失うことができる。
  • キャッチウェイト(契約体重)や無差別級の試合は次のように扱われる。階級が上の選手は自分よりランキングが低い選手と戦っているとみなす。階級が下の選手は、上の階級のフルポイントを取得することができる。
  • ランキング・ポイントは整数である。各試合の後またはポイントが無効になった場合、最も近い整数へ端数を切り上げる。例外として、切り上げにより任意のポジションで同点になった場合、逆にポイント数は切り下げる。極めてまれなケースとして、試合後に両選手のポイント数が同じになった場合、勝者により高い数値が与えられ、     敗者より1ポイントリードする。

4.1.4  ポイントの例

*明記されている状況により選手Aと選手Bのポイントはそれぞれ次の通りになる

1. 選手Aが 407ポイントあり、選手Bが377ポイントある場合。

○ 選手Aが判定勝ちした場合:A=502、B =377

○ 選手Aが(T)KOによって勝った場合:A=539、B =377

○ 選手Bが判定勝ちした場合:A=400、B =479

○ 選手Bが(T)KOによって勝った場合:A=400、B= 520

○ 試合が引き分けで終わった場合、94と1/4ポイントが比率は407:377に従って分配され、49ポイントと46ポイントにそれぞれ切り上げる:A=456、B= 423

2. 選手Aは407ポイントあり、ランキングされていない対戦相手と戦う場合。

○ 対戦相手は、271と1/3ポイントをもっているとみなされる。

○ 選手Aが判定勝ちした場合:A=475

○ 選手Aが(T)KOによって勝った場合:A=502

○ 選手Aが負けた場合:A=374

3. 77kg階級選手Aが407ポイントあり、70k階級の選手Bが377ポイントある場合。

○ 選手Aについては、上記2.のケースと同じ。

○ 選手Bについては、上記2.のケースと同じ。

○ 選手Aが判定勝ちした場合:A=475、B= 377

○ 選手Aが(T)KOによって勝った場合:A=502、B =377

○ 選手Bが判定勝ちした場合:A=374、B= 479

○ 選手Bが(T)KOによって勝った場合:A=374、B =520

4.1.5  4人制トーナメント・スラム・グランド・スラム

16人制グランド・スラムの選手は次の合計ポイントを取得する:

○ 1回戦で負けた選手  50ポイント

○ 2回戦で負けた選手:          100ポイント(例:50追加)

o 準決勝戦で負けた選手:     180ポイント(+80)

o 決勝戦で負けた選手:        300ポイント(+120)

o グランドスラム優勝者:     500ポイント(+200)

8人制スラムの選手は次の合計ポイントを取得する:

o 1回戦で負けた選手:          50ポイント

o 準決勝戦で負けた選手:     110ポイント(+60)

o 決勝戦で負けた選手:         200ポイント(+90)

o スラム優勝者:                    360ポイント(+160)

4人制チャンピオンシップ・トーナメントの選手は次の合計ポイントを取得する:

o 1回戦で負けた選手:    50ポイント

o 決勝戦で負けた選手:        150ポイント(+100)

o チャンピオン:350ポイント(+200)

 4人制コンテンダー・トーナメント(通常ランキング4位~7位選手と、4人制チャンピオンシップの資格を持つ勝者との間で戦われる)では下記の合計ポイントを取得する:

o 1回戦で負けた選手:    30ポイント

o 決勝戦で負けた選手:        80ポイント(+50)

o コンデンダー優勝:       130ポイント(+50)

○ 4人制チャンピオンシップの資格を得た選手は、最終トーナメントの一環として最低50ポイント取得する。

他の選手が負傷したことにより、一度負けた選手がセコンド・チャンスを貰った場合、その選手は、その試合で進むことができるポイントのみを取得することができる。たとえば、グランド・スラムの1回戦目で負け、決勝戦でも負けた選手は50ポイント取得することができる。決勝戦が勝った場合は、250ポイント(=50+200)取得することができる。

もし、選手が負傷により次の試合に進むことができなければ、その選手は前の試合で得たポイントの半分を失う。例えば、コンテンダー・トーナメントで最初の試合に勝ったが、決勝で戦うことができなかった選手は、30 +½ ×50=55ポイントを取得することができる。

重量階級を1級落として、ワイルド・カード試合を行なう選手は、上記に記載されたポイントの2/3を取得できる(通常通り繰上げされる)。重量階級を1級上へ上げるスラム選手は、フルポイントを取得することができる。

5. グローリー世界チャンピオンシップタイトル

5.1.1 規則

2014年1月1日からグローリー世界チャンピオンシップタイトルはグローリーの階級毎に与えられる。

選手がグローリー世界チャンピオンになるには:

1. グローリー世界チャンピオンシップタイトル試合で勝利

2. グローリー世界チャンピオンシップトーナメントで優勝

のいずれかの方法でベルトを獲得することができる。

5.1.2 グローリーワールドチャンピオンシップタイトル試合 

(i) グローリー世界チャンピオンシップタイトルマッチは3分5ラウンドのシングルバウトで決まる。

(ii) チャンピオンシップタイトルマッチは階級のランキング上位5名の選手または現チャンピオン及び世界チャンピオンシップトーナメント優勝者に挑戦権が与えられる。

5.1.3 世界チャンピオンシップトーナメント

(i) グローリー世界チャンピオンシップトーナメントを制したものは世界チャンピオンシップタイトルを手にし、その階級のグローリー世界チャンピオンとなる。

(ii) 2014年から各階級のチャンピオンシップタイトル保持者は世界チャンピオンシップトーナメントに出場することが義務づけられる。

(iii) グローリータイトル保持者は毎試合ベルトを懸けて戦わなければならない。つまりトーナメントの全てのステージの試合でもベルトを懸けて戦うことになる。 

(iv) グローリー世界チャンピオンシップトーナメントの出場選手は大会ごとに異なるが、必ず2分及び3分1ラウンドが原則的なルールとなる。

(v) トーナメント以外のタイトルマッチは3/5ラウンド3分

(vi) ラウンドの時間に関係なくラウンド間のインターバルは1分とする

5.1.4 ランキング

(i) 2014年1月1日からグローリー世界チャンピオンはランキングから除外される。Gloryworldseries.com/jpに掲載されているランキングではランキングの上にチャンピオンとして表記される。

(ii) グローリー世界チャンピオンのランキングポイントは表示されないが、グローリースポーツインターナショナルはランキングルールに従ってチャンピオンが試合をする度にポイントをつける。

(iii) グローリー世界チャンピオンがタイトルを失った場合、グローリーランキングシステムに従い、グローリーランキングに戻る。

5.1.5 タイトル防衛

(i) グローリー世界チャンピオンは一年にタイトルマッチを1試合以上と世界チャンピオンシップトーナメントに必ず参戦しなければならない。

(ii) グローリー世界チャンピオンが(i)の規則を違反した場合、タイトルは空位となる。

(iii) グローリー世界チャンピオンが何らかの理由で世界チャンピオンシップトーナメントを欠場した場合、タイトルは空位となる

(iv) グローリー世界チャンピオンが規則に反し、世界チャンピオンシップトーナメントに出場辞退した場合、トーナメント優勝者がグローリー世界チャンピオンとなる。このケースでは元チャンピオンが新チャンピオンへの初防衛戦の挑戦権が与えられる

(v) 元チャンピオンが新チャンピオンの初防衛戦に出場できない場合、他の選手が指名される。

5.1.6 対戦相手

(i) グローリー世界チャンピオンのタイトルマッチの対戦相手はグローリーが指名する。

(ii) グローリーランキングの上位4名はグローリースポーツインターナショナルに正式申請をすればグローリー世界チャンピオンに挑む権利が与えられる。

5.1.7 タイトルマッチ以外の試合

(i) グローリー世界チャンピオンはタイトルマッチ以外の試合に出場しない。

(ii)グローリースポーツインターナショナルが組むグローリー世界チャンピオンの試合は必ずタイトルマッチ。 

5.1.8 結果

(i) グローリータイトルマッチでは延長ラウンドがない

(ii) グローリータイトルマッチでは引き分けになることはない

(iii) 5ラウンド終了後に審判が判定で引き分けとした場合は、グローリー世界チャンピオンがタイトル防衛。

(iv) グローリー世界チャンピオンベルトが空位の場合、審判は必ず勝者を決めなければならない。 

5.1.9 他の団体

(i) グローリー世界チャンピオンはグローリースポーツインターナショナルの承諾なしで他の団体で試合をすることを許可しない。無許可で他の団体で試合を行った場合、タイトルを失い、タイトルは空位となる。

5.1.10 世界チャンピオンボーナス

(i) グローリー世界チャンピオンが試合を行う度にグローリーはボーナスを支払う。

(ii) ボーナスの金額はグローリーが決める。

(iii) ファイトマネー及び契約とは別でボーナスが支払われる。

5.1.11 ベルト

(i) グローリー世界チャンピオンシップタイトル獲得者にはグローリーベルトが与えれる。

(ii) グローリーベルトはリングやメディアのためのものであり、ベルトの所有権はグローリースポーツインターナショナルが常に保持する。

(iii) グローリー世界チャンピオンに輝いた選手にはグローリーベルトのレプリカ盤が授与される。

(iv) 各階級のグローリーベルトには過去の保持者の名前が刻まれる。

(v) 2012年及び2013年に与えられた世界トーナメントベルトはグローリー世界チャンピオンベルトとは別物である。

 

 

 

 

 

注:万一、原文(英語)と翻訳文(日本語)に相違が生じた場合は原文(英語)が正しいものとする。